<すでに小話ですらない妄想ネタについて> 絵や漫画で描けたらいいな〜と思いつつ管理人は漫画描けないので無理!という状況羅列ネタ; つか、管理人の頭の中は日々こんなです; 今回はジンカイの出会い別説編その1。 「出会い」番外編 Part1 --------------------------------------------------------------------- とある非合法組織。その名も愛玩生物研究所。まだ子供の頃にスラム街で拉致られて金持ちヒヒ親父の愛玩用として改造されちゃったカイトさん。ちみっこいの。手の平くらい。ボンテージ風の露出度満点超エロい服着せられてます。けどずっとそこに居て昔の記憶もないので自分の服がエロいとかいう自覚なし。ある日、虐待に嫌気がさして脱走します。脱走したはいいけど行く宛てもなく道端でしょんぼり膝を抱えるミニカイトさん。人間は恐いものだと思ってるので人が通りかかってもコッソリ物陰に隠れます。しかしジンは見逃さず捕獲。首根っこをツマミ上げ、 「お前、ちみっこいなー(・・)」 などと寝惚けた発言。ミニカイトさんはジタバタと暴れますがそのままポケットにつっこまれます。 お家に帰ってスープボールにお湯張ってもらって入浴。あとご飯。カイトさん、お腹ペコペコ。テーブルの上にちょこんと座ってプリンやヨーグルトに付いて来るちっちゃいフォークを両手で抱えてジンと同じ皿から食べるのです。お腹いっぱいになったら眠くなってジンのターバンにくるまってスヤスヤ。警戒してないわけじゃないけど虐待には慣れてるし、諦めてしたいようにしろって感じ。カイトさんが目覚めるとジンはミシンやら使って縫い物してます。何でも出来る器用な男はお裁縫も上手い。出来上がったのはミニカイトさん用のお洋服。綿のタートルネックの長袖シャツに黒いおズボン。ちみっこい帽子まで付いてます。 「そんなカッコじゃ寒いだろ。これ着ろ」 そんなこんなで、いっつもジンの肩先に乗ったりポケットに入ったりしてずっと一緒の二人。カイトさんはジンが大好きになります。何とかジンの役に立ちたい。でもちみっこいから何も出来ない。小ささを活かして普通の人間が入り込めないような場所に入って情報を取ってくると申し出ますがジンは却下。危ないからダメって。だってカイトさん、ハンターとしての修行を何もしてない。もし見つかったら危ないもんね。カイトさん、ションボリ。そんなカイトさんを見て、ジンはカイトさんを元の大きさに戻す為の研究を始めます。 「アイツはこのまんまじゃダメだ。一人立ちして、自分の身を自分で守れるようにならないと」 ジンの仲間との会話を聞いてショックを受けるカイトさん。ジンは自分を足手まといと思ってて早く離れたいけど小さいまま突き放すのも可哀想だから大きくしようと思ってると思っちゃう。ジンはカイトさんが話を聞いちゃった事に気づくけど、まぁとりあえず放っておく。 カイトさんはジンの為に大きくなりたいんであってジンと離れるなら大きくなる意味なんて無い。むしろ大きくなるのは恐い。研究所では小さくて可愛くて歌や踊りが上手くてヒヒ親父をいかに楽しませられるかで評価が決まり、カイトさんもそういう訓練しか受けてないから、それ以外に自分に価値なんて無いと思ってる。大きくなるのは不安なの。ジンの事も今まで研究所で習った方法で楽しませようとするけど、そんな事しなくていいって言われてまたションボリ。自分はこの人にとって何の価値も無い。同情で拾ってもらったけど迷惑ばかりかけた。大きくなって更に何の価値もなくなって放り出されるくらいなら、このままこっそり家を出ようって決める。ある晩、泣きながら家出。でも玄関も窓も開けられなくてアッサリ再捕獲。怒るでもなく呆れた溜息のジンに、カイトさん三度ションボリ。 「まぁいいから。これ飲め」 言われた薬を飲むと、体中に激痛が走ってうわ〜って思った瞬間、ボカンって大きくなります。 「大成功〜v 服、破けちゃったな」 優しい笑顔のジン。カイトさんに自分のパジャマを渡します。 「ありがとう。じゃあ俺出てくよ。大きくなってマトモな方法で稼いで何とか生活してみるよ」 「馬鹿だな。俺は依存するのもされんのも嫌いなんだよ。もしお前が俺の傍に居たいんなら一人で何でも出来る様になれって事だ。お前を追い出す為に大きくした訳じゃない」 「一緒にいていいの?」 「ああ」 目がウルウルしちゃうけど頑張って堪えるカイトさん。 「デカい図体して泣くなよ」 カイトさんをスッポリと抱きしめるジン。頭撫で撫で。ついでにおデコにチュv。 「な? ちっこいまんまだと、こんな風に出来ないだろ?」 なぁんてね。目出度し目出度しv end. (041014) --------------------------------------------------------------------- →トップ |